Windows 8 / Windows Server 2012にClassic Shellでスタートボタンを作る
Windows Server 2012を使っていて、ローカルで使用している場合のWindows 8 UIはなんとか使えていたのだが、リモートデスクトップで利用し始めてからスタートボタンが必須だと思い、インストールした。
そのインストール及び設定メモ。
- Classic Shellのダウンロード
オリジナル英語版:Classic Shell
日本語版:Classic Shell 3.6.1J dnki.co.jp
dnki.co.jpでは下の方[4.ダウンロードとオリジナルの案内]からダウンロードします。
- Classic Shellのインストール
ダウンロードした[ClassicShell-J.exe]をダブルクリックし
[Extract]で展開します。
展開してできたフォルダ
フォルダの中の[ClassicShellSetup.exe]をダブルクリックし、インストール開始
[Next]
[I accept the terms in the License Agreement]にチェックを入れ[Next]
特に設定を変えることなく[Next]
[Install]をクリックし、インストール開始
インストール完了。[Finish]
これでスタートボタンが復活しました。
これからClassic Shellの設定を行っていきます。
[基本設定]から[フル設定]に変更します。
とりあえず、Windows Vista/7を選択すると、メニューのリセットが促されます。
Vista/7 ライクなメニューが出ました。
Classic Shellの設定を変更するときは、Classic Shellのスタートボタンで右クリックし、[設定]を押します。
あとは、スタートメニューの順番を好きなように変えたり、スキンやスタートボタンをいじったりと各自好きなように設定すればいいのです。
以下はリモートデスクトップ接続時にシャットダウン・再起動ができるようにする設定とカスタマイズメニューの簡単な説明です。
- リモートデスクトップ接続時にもシャットダウン・再起動ボタン
通常、[切断]となってしまい、シャットダウン・再起動ができない
しかし、Windows Server 2012 標準の電源からは[切断][シャットダウン][再起動]とある
これはClassic Shellの設定の[カスタマイズメニュー]タブをいじることによって可能となる
設定の[カスタマイズメニュー]タブ
Available commands:(右側)の一番下にある[Custom Command]をダブルクリックすると、Current menu items:に[CustomItem]が追加される
ちなみに、Command、Linkはこんな感じになっている。
デフォルトの設定では[コンピューター]が存在しないが、Link: コンピューターのCustomItemを新たに追加すればスタートメニューに追加することができる。
リモートデスクトップ接続からシャットダウンをするためには、shutdownコマンドを直接入力する。
Command: shutdown -s -t 0
Label: $Menu.Shutdown
再起動の場合は
Command: shutdown -r -t 0
Label: $Menu.Restart
この状態だと、スタートメニューではプログラムの上に表示されてしまう。
そこで今作成したCustomItemを一番下に持っていくと、
通常の場所に。
あとは好みに合わせて配置を変えたりアイテムを追加していくと、自分の使いやすいスタートメニューが出来上がる。
一度設定したものはバックアップを取っておくと、再インストール時などにすぐ戻すことが可能となる。
参考までに、自分のスタートメニューを載せておく。
設定としては
-
- スキンをMetro、スモールアイコンにチェック
- スタートボタンをメトロボタン
- DisconnectItemのサブメニューにshutdownコマンドのを配置
- コンピューターの作成、配置
- その他、Windows Server 2008 R2のスタートメニューに近い配置
Windows 8っぽさも残したまま、従来のメニュー表示で使いやすくなった。
スタートボタンを自分の好きなアイコンに変更する場合
参考:スタートボタンアイコンの変更 Windows 8 Release PreviewにClassic Shellをインストールしてみました。 | 初心者備忘録
追記
リモートデスクトップ接続時にシャットダウン・再起動を表示するのに、Itemを作らずチェック一つで表示できます。
Windows 8 / Windows Server 2012にClassic Shellでスタートボタンを作る つづき - 紅亮の覚書